中敷き交換
6月頃から9月頃までお世話になる事が多いサンダルタイプの靴。
素足で履く事が多い靴ですので中敷きが汚れやすく、またその汚れも目立ちます。
汚れの目立たない色の中敷きでも表面が擦れて色が変わってきたり、表面が剥離してきたりします。
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我慢して履けなくはないのですが人前で靴を脱いだ時などは気にかかってしまいます。
これまではそのようになってしまった場合はどうしてましたか?
汚れが気になって履かなくなってしまったのでしょうか。
そんな時は靴の中敷きだけ新しくはり替える事ができるんです。
靴の中敷きの汚れやはがれの原因とは
サンダル等の素足で履かれるタイプの中敷きはしばらく履かれると汚れが目立ってきます。
その主な原因は足の裏にかく汗です。
足にかく汗の量は一日でコップ1杯ともいわれております。
その汗を中敷きはしっかりと受け止めて足の裏が不快にならないように働いているのです。
履いてる時は汗を吸収して、履かない時のお休みの時は吸収した汗を乾かしての仕事を繰り返しますので少しづつ汚れてきます。
中敷きが汚れるのは中敷きがしっかり役目を果たしてる証拠でもあります。
次に中敷きの悩み2番目は剥がれです。
中敷きが剥がれる場所で一番多いのは、親指根元の部分です。
親指の根元は歩く時に力の入る部分ですし、擦れる部分ですのでどうしても剥がれやすい部分です。
足の裏で特につま先側は汗をかく量も多いので中敷きが受ける負担も大きくはがれやすくなります。
サンダルの中敷きが汚れてしまった時のメンテナンス方法
靴の中敷きはどうしても汚れてしまうものです。
特にお仕事で履かれてる靴はどうしても汚れてしまいます。
中敷きが汚れたり、剥がれてしまった時に市販の中敷きを付けてみたりしたけど上手くいかなかった経験がある方もいらっしゃると思います。
そのような時は私ども靴修理専門店にお任せ下さい。
汚れてしまった中敷きをはがして新しい中敷き専用の革で貼り替える事が可能です。
中敷きは汚れるのが前提ですのではり替えが出来るように作られております。
修理の流れは
1:古い中敷きをはがします。
2:新しい中敷きの革を古い中敷きの形に合わせて裁断します。
3:裁断した新しい中敷きを接着剤で貼り付けます。
中敷き交換前・交換後
最初に付いていた中敷きは汚れの目立たない黒いタイプの中敷きでしたが表面のコーティングが剥離してきたので交換してはり替えます。
合成皮革の中敷きがはられている場合はある程度時間が経ちますと表面のコーティングが剥がれてきます。
コーティングが剥がれたところだけではなく他の部分も剥がれやすくなっておりますので新しい中敷きで交換します。
写真では少しわかりにくいのですが中敷きの剥がれやすい親指の根元の部分は中敷きをつま先の部分までカバーするように大きく型をとる事ではがれにくいようにしました。
汗の吸収力に優れた本革の中敷きで貼り替えましたので足の裏がべたつく事もなく快適にお履き頂けます。
まとめ
サンダルの中敷きはしばらく履いてると汚れたり、はがれたりしてしまいます。
中敷きの主な汚れの原因は足の裏にかく汗。
汚れた中敷きは新しい中敷きに貼り替えて交換する事が可能です。
交換する中敷きは天然の本革の中敷きです。
本革の中敷きは汗の吸収力に優れているので足の裏を快適に保ちます。
中敷きが汚れたり、はがれてしまって履けなくなった靴がありましたら一度ご相談下さいませ。