町を歩く人々の足元もブーツを履く方が目立つようになってきました。

修理の現場でもブーツをお直しされるお客様が増えてきましたね。

シャネルショートブーツ

ブーツはきちんとメンテナンスしながらお履き頂くと長持ちしますし、なんといっても自分の足に馴染んだブーツは履きやすいです。

ではブーツのメンテナンスはどのようにすればよいのでしょうか?

お客様からの代表的な質問にお答えしていこうと思います。

ブーツのメンテナンス方法Q&A

Q1ブーツを履き始める前に防水スプレーはしておいたほうが良いのか?

防水スプレーは履き始める前にしておいたほうが良いですね。

防水スプレーには2種類あります。

一つは表面をコーティングする撥水タイプ。

もう一つは皮革の中に成分を浸透させて防水するタイプです。

当店でおすすめしてる防水スプレーは後者の皮革に浸透させるタイプです。

皮革に浸透させる事で防水効果がすばらしくお気に入りのブーツを雨や汚れから保護してくれます。

おすすめの商品は
コロニルウォーターストップスプレーです。

コロニルは防水スプレーも素材の種類別に商品がありますので防水したいアイテムに合った商品が選べるのもおすすめポイントです。

Q2靴磨きはどのくらいの頻度ですると良いのか?

靴磨きは履く頻度にもよりますが1週間に1回程度で十分です。

靴磨きの重要なポイントは皮革を乾燥させない事。

皮革が乾燥してしまうと傷がつきやすくなり、ひび割れの原因になります。

人の皮膚も乾燥するとひび割れたり、ガサガサになるように靴の皮革も乾燥すると同じ症状になります。

靴クリームは乳化性のクリームで水分と油分を十分に皮革に浸透させるように磨くと自然な光沢が出て、皮革に柔軟性を持たせる事が出来ます。

おすすめの靴クリームはコロニル1909シリーズのシュプリームクリームデラックス

皮革にしっかり浸透して潤いを与えるシダーウッドオイルがアッパーをしっとりとしなやかにします。

有機溶剤を使っていないので手に優しいのも嬉しいポイントです。

Q3ブーツの靴底が磨り減ってきました。修理出来るでしょうか?

ブーツは11月下旬頃から3月中旬頃までの4ヶ月の間履かれると思います。

何足かローテーションを組んで履かれると思いますがそれでも他の季節に履く靴と比較すると靴底は大分消耗します。

磨り減った靴底は靴底専用のラバーシートを貼る事で補強出来ます。

またこのラバーシートは靴を履き始める前に貼る事も出来ますので本来の靴底を消耗させる事なく靴を長持ちさせる事も可能です。

特にこのラバーシートは磨り減りやすい革底の靴に貼って頂くと靴底が大変長持ちします。

実際どのように仕上がるのか見て見ましょう。

靴底補強前

シャネルショートブーツ靴底修理前

シャネルショートブーツ靴底補強前

シャネルショートブーツつま先修理前

靴底補強後

シャネルショートブーツ靴底補強後

シャネルショートブーツ靴底補強後

シャネルショートブーツつま先修理後

滑り止め加工の施されたラバーシートで濡れた路面で滑りにくいようになります。

柔軟性のある靴底専用に作られたラバーシートですので履き心地はソフトな感触になり、より靴が履きやすくなります。

靴底をしっかり補強する事で靴底がよじれたり、歪んでしまうのを予防しますので型崩れを防ぐ効果もあります。

このラバーシートの利点をご存じのお客様は靴を履く前に必ずお貼りになります。

まとめ

靴は履く前に防水スプレーで防水・防汚処理をしっかり施します。

週に一度の靴磨きで皮革に潤いと栄養を与え、乾燥やひび割れを予防します。

消耗する靴底は修理専門店でラバーシートで補強してもらいましょう。
靴を履く前にラバーシートを靴底に貼る事で靴底の消耗を予防出来、靴が長持ちします。

お気に入りのブーツ、快適に長く履き続けられますように。